関数を使用していると、時折エラーメッセージの#N/Aが表示されてしまうことがあります。
通常ですとVLOOKUP、LOOKUP、MATCH関数などの検索関数で検索する値が見つからないときに発生したりするメッセージです。
時に検索関数以外の関数でも発生することがあります。
SUM関数などでは、エラーを含むセルを参照したりする時に、関数の結果もそのエラーになってしまいます。
またこの現象は、Googleスプレッドでもexcelでも同様に発生します。
そして、時折ですが、
計算結果としての「#N/A」エラーは、意図通りなので非表示にしたい!
というケースもでてきますよね。
そんな時に、簡単に設定して非表示にする方法は、IF関数を使うことです。
今回は2つの方法をお伝えします。
1つ目:IF関数を使用する
事例としてD5のセルに任意の関数が入っていると仮定します。
その関数の計算結果が「#N/A」エラーになる時は、以下のようにD5のセルにIF文を作り、その関数をネストします。
今回はVLOOKUP関数を使っていて「#N/A」エラーになる場合の構文を表記します。
=if(D5=””,””,VLOOKUP(D5,$G$4:$H$9,2,FALSE))
こうすることで、VLOOKUP関数の結果が「#N/A」エラーであっても、D5セルは空白表示になります。
2つ目:IFERROR関数を使用する
IFERROR関数は、数式の結果にエラーが発生した場合にどのように表示するかを指定できる関数になります。
構文は「=IFERROR(値,エラーの場合の値)」という書式です。
1つ目と同様に、VLOOKUP関数を使っていて「#N/A」エラーになる場合の構文を表記します。
=IFERROR(VLOOKUP(D5,$G$3:$I$10,2,FALSE),””)
1つ目と2つ目では、空白表示させるために ”” を使用していることは同じですね。
この方法は簡単に設定できてしまいますし、とても便利な方法ではないかと思います!